こんなの欲しかった!マルチアングルで角度自在、マイク以外のデバイスも設置可能なAVerMedia BA311Lマイクアーム

今回、AVerMedia マイクアーム BA311L SP1190というロープロファイルもハイプロファイルもどちらもいけるマイクアームを購入しました。以前まで使っていたのは安価なスプリング式の物を使っていましたが、重たいマイクの自重で負けてしまい壊れてしまったので、新たにAVerMedia製の物を購入しました。今回は、同社AVerMedia製のBA311Lマイクアームがどの程度使えるのかレビューしていきたいと思います。

  • マイクが重たくて今のアームではお辞儀してしまう
  • マイク以外のタブレットとかも付けたい
  • 設置場所が狭くて悩んでいる

AVerMedia LIVE STREAMER ARM BA311L SP1190

製品の基本情報と特長

狙った角度に調整できるマルチアングルジョイント採用のマイクアームです。ハイプロファイルとロープロファイルの両方に対応。軽量ながら耐久性に優れ、最大1.5kgの機器を安全にサポートします。
●カラー:ブラック
●材質:アルミニウム
●最大可動範囲(水平):360°
●最大可動範囲(垂直):Lower arm 180° / Upper arm 360°
●最大耐荷重:約1.5kg
●取付方式:Cクランプ式 ※厚さ約55mmまで設置可能
●取り付けネジサイズ:5/8 インチネジ(マイク)、1/4インチネジ(スマートフォン / タブレットホルダー、カメラ)両対応
●本体寸法:680×85×60mm
●重量:約431g(アーム)、約534g(C型クランプ)
●付属品:ケーブル固定用テープ、1/4インチto5/8インチ変換アダプタ、クイックガイド​
※Amazonより引用

購入した理由

まずAVerMedia LIVE STREAMER ARM BA311L SP1190を購入した経緯を説明します。
まず始めに、今まで使っていたマイクアームが壊れてしまった事が原因で今回は新しいマイクアームを探していた事がメインの理由です。

重すぎたマイク

現在、私が使用しているマイクは、AVerMedia製のAM310という古いモデルです。このコンデンサーマイクは、約4年ほど愛用してきました。その間、このマイクは私の音声録音や配信活動において、非常に重要な役割を果たしてきました。

しかし、長年の使用により、いくつかの問題も抱えるようになりました。 まず、AM310の特性として重さが挙げられ、実測値で563.4gというその重さは、単体で使用する分には特に問題はありませんが、マイクアームと組み合わせる際にはいくつかの課題が生じます。

特に、安価なマイクアームを使用している場合、重さによってアームがしっかりと保持できず、お辞儀をしてしまうことが多々あります。このような状況が続き、最終的には締め込むネジが壊れてしまい、マイクの位置を固定できなくなるという厄介な事態に陥ってしまいました。

このマイクの重さに耐えられるマイクアームを探していたら同社のこのマイクアームに辿り着きました。このマイクアームの耐荷重は1.5kgとマイクだけでなくタブレットなど大型で重量のある物も取り付ける事が可能です。(タブレット等は別途対応○○が必要です)

最近流行りのロープロファイル対応

近年の流行により注目を集めているのが、PCモニターの下からマイクを通すスタイルのマイクアームです。このロープロファイルのマイクアームは、従来のスタイルに比べていくつかの重要な利点を持っています。

まず第一に、ロープロファイルのデザインは、目線の上からマイクアームが来ないため、視界を完全に遮ることがありません。ユーザーはPCモニターに集中しやすくなり、作業やゲーム、またはストリーミングなどの活動に集中する事ができます。視界のクリアさは、特に長時間にわたる作業やプレイにおいて、疲労感を軽減し、パフォーマンスを向上させる要因となります。

さらに、ロープロファイルのマイクアームは、設置スペースを有効活用できる点あります。デスク上のスペースを最大限に活かすことができ、他のデバイスやアクセサリーを配置する余裕が生まれます。

そして、このマイクアームはロープロファイルにもハイプロファイルにもどちらにも対応しているマルチアングルジョイントを採用しているとのことで場面や気分によって変えられるため、こちらも購入にあたって大きな要因となりました。

使い方ガイド

ここからは、BA311Lの開封レビューと使用方法を紹介します。

内容物

製品の内容物
  • BA311L本体
  • 1/4”~5/8”変換アダプター
  • フック&ループテープ ×2
  • クイックスタートガイド(取扱説明書)

BA311L本体はアルミニウム製でパイプは親指よりも太く剛性はかなり高そうです。色はブラック一色ですが仕上がりは綺麗で高級感があります。

付属品は1/4”~5/8”変換アダプターとフック&ループテープ が2つです。1/4”~5/8”変換アダプターは、マイクの他にカメラやタブレットホルダーを取り付ける用のものです。このBA311Lには、アーム内に配線を格納する事が出来ないためフック&ループテープで配線を固定する必要があります。

クイックスタートガイドは、最後のページにのみ日本語が纏めて表記されています。基本的な説明は図で表されています。

マイクの取り付け方法

本体の下部はC型クランプなっているのでそれを机に固定します。机の厚さは約55mmまで設置可能です。

BA311Lを設置し、真っ直ぐ水平に伸ばすと約500mmあります。ゲーミングデスクでも机の奥に設置したとしてもだいぶ手前まで伸ばせるので汎用性は高そうです。

根元のボールジョイントと中間のミドルジョイントは、アジャスタブル・レバー・ノブになっています。アジャスタブル・レバー・ノブは、レバーを外側に引いた状態では空回りするため、狭い場所やレバーが干渉して締められない所でも締めこむ事ができます。

ハイプロファイルでマイクを付けた場合の使用例です。約250mmのアーム2本で構成されているので、画面の奥から手前に伸ばす事は出来ません。ハイプロファイルでマイクを使用する場合は、デスク横から伸ばす必要がありそうです。

ロープロファイルでマイクを付けた場合の使用例です。マイクやアームがお辞儀する事なく、設置が出来ます。

収納時は中間のミドルジョイントを緩めて折りたたむ事が出来るので邪魔になりません。

レビューと評価

ここでは、私自身がマイクアームBA311Lを設置し使用した感想を述べていきます。

実際の使用感

マイクアームBA311Lの設置については、まずそのアームの可動域を理解することが重要です。初めて使用する際には、その調整方法に戸惑うこともありましたが、アームの可動域が広いことが、この機器の大きな魅力でもあります。さまざまな設置場所を試すことができるため、自分にとって最適な位置を見つける楽しさを感じることができました。このアームは多様なアングルや高さに対応しており、使用者のニーズに柔軟に応えてくれます。

さらに、設置がとても簡単で、工具を一切必要としないという点も大きな利点です。これにより、手軽に設置を行えるため、初心者でも安心して利用できるのが魅力です。また、アジャスタブル・レバー・ノブが採用されているため、狭いスペースやレバーが干渉してしまうような場面でもスムーズに設置できるのが嬉しいポイントです。この工夫により、限られた空間を有効に活用しつつ、自分の理想の作業環境を整えることが可能になりました。

実際に使用を始めてみると、マイクアームBA311Lの操作性や自由度の高さに驚かされます。録音や配信の際、マイクの位置を簡単に調整できるため、音声のクオリティを向上させるのに役立ちます。アームの柔軟性は、さまざまなシチュエーションに対応できるため、特にクリエイティブな作業を行う方には非常に重宝されるアイテムだと感じました。

感じた不具合

不具合とまでは言えないものの、いくつかの不満点があります。まず、マイクアームBA311Lの本体についてですが、配線を収納する専用のスペースが設けられていないため、付属のマジックテープを使って配線を固定する必要があります。この方法では、見た目があまり洗練されているとは言えず、外観にこだわる方にはあまりおすすめできません。特に、デスク周りを美しく整えたいと思っている方にとって、こうした配線の処理は大きなストレス要因となるでしょう。

さらに、アームの設計についても一考の余地があります。もしアームが伸縮可能な仕様であったなら、モニターの裏側からアームを伸ばして、より高いプロファイルで設置することができたのではないかと感じます。これにより、視覚的なインパクトが増し、作業環境が一層スタイリッシュに見えることでしょう。また、こうした設計変更があれば、使用する際の利便性も向上し、より快適な作業環境を実現できたと思います。

要するに、マイクアームBA311Lは機能的には問題ありませんが、外観や設置方法に関しては改善の余地があると言えます。特に、デザインや配線の美しさを重視するユーザーにとっては、これらの点が大きな魅力に欠ける要因となっているかもしれません。今後のモデルにおいて、こうしたフィードバックが反映されることを期待しています。

まとめ

今回は、AVerMedia LIVE STREAMER ARM BA311L SP1190を紹介しました。このマイクアームの最大の特徴は、そのシンプルでコンパクトな設計にあります。それにも関わらず、可動域が広く、マイクだけでなく、照明、カメラ、さらにはタブレットなど、さまざまなデバイスを取り付けることが可能です。この汎用性の高さは、特に配信や録音、動画制作を行う際に大きな利点となります。

さらに、このマイクアームはロープロファイルでマイクを設置することができるため、作業スペースを広く使いたいクリエイターにとって理想的です。設置方法も非常に簡単で、工具を一切必要としないため、手間をかけずにすぐに使用を開始できる点も魅力的です。

ただし、配線収納カバーがないため、見た目にこだわりを持つ方には少々物足りなさを感じるかもしれません。しかし、機能性を重視する方にとっては、これが大きな欠点とはならないでしょう。実際の使用感としても、安定した設置が可能であり、様々なアングルからの音声収録を実現できるため、非常に満足度の高い製品だと感じます。

このように、AVerMedia LIVE STREAMER ARM BA311L SP1190は、シンプルながらも多機能で、幅広い用途に対応可能なマイクアームです。ストリーミングや録音を行う方はもちろん、デバイスを効率的に配置したい方にとっても、一度手に取ってみる価値がある製品であると言えるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA