PS5純正コントローラの重量は280gです。
それに対してPS4純正コントローラは218gで、その差は62gと増加しています。
新しい機能が追加されていますから、サイズ感も重量も増してしまうのは致し方ない事です。
PlayStationの歴史からも歴代コントローラは世代交代するにつれ重くなってきてしまっています。
ちなみに歴代のPlaystationのコントローラの重量は、
Playstation1 | 165g |
Playstation2 | 170g |
Playstation3 | 173g |
Playstation4 | 218g |
Playstation5 | 280g |
軽ければ良いというわけではありませんが、普段使っているNacon アンリミテッドプロよりも重たいので、さすがにこれは許容できないと思いました。
重量問題を解消したい
重量増加の主な原因は振動モーターにあります。
モーター内の錘とそれを回転させるためのモーターのトルクが必要になり、錘が大きく動く事でよりゲームの映像とマッチしたリアルな体験をできるわけです。
しかし、この振動モーターの必要性を感じないゲーム環境が現状です。
ストーリー重視なら
遊ぶゲームによってはその振動を活かしリアルな体験を出来るのですが、ボク自信は振動があろうがなかろうが気にしないタイプです。
DUALSHOCKが出始めた頃に触った時は感動しましたけど、今となっては感動する事はありません。
遊んでいるゲームのカテゴリーも変わってきている要因ではあると思います。
使わないならいっそのこと…
正直、私個人のプレイ環境において振動機能は必要ありません。
振動モーターがはたしてどのくらいの重量があるのかは分かりませんが、取り除いて軽量化してみようと思います。
ついでにPS5からの新機能アダプティブトリガーの部品も取り除こうと思います。
新しい機能も振動機能も取り除いて、リアルな体験をしてほしいというPS5開発者達の涙ぐましい努力を踏みにじる行為です。
コントローラ軽量化
分解前の状態です。
コントローラ本体は約280gでした。
ここから分解して振動モーターなどを取り外します。
振動モーター配線
左右の振動モーターの配線がメイン基板にはんだ付けされています。
配線を基板の根元から切っても良いですが、今回はハンダを溶かして丁寧に取りました。
計4本の振動モーター配線か取れました。
振動モーター
次は振動モーター本体を外します。
モーター本体はハウジング内に両面テープで固定されています。
個体差がありますが、固い場合は隙間からメタノールを少し流し込み粘着を柔らかくします。
ハウジングの穴に棒などを差し込みモーターを押し出します。
左右とも取り外します。
振動モーターがなくなってグリップ部分がスカスカになりました。
これで恐らくフロントベビーなちょっと偏った重量バランスになりそうです。
振動モーターは2つで54.1gでした。
アダプティブトリガー
次に、アダプティブトリガーをバラバラに分解します。
小さいモーターのアッセンブリ、黒いギア、黒いシアーを取り除きます。
アダプティブトリガーのモーターと基板が配線で繋がっているので、ハンダを溶かして取り除きます。
いらない部品を取り除いてアダプティブトリガーを再度組み立てます。
外したアダプティブトリガー内の部品の重量は2つで20.8gでした。
軽量化後
振動モーターとアダプティブトリガーを除去し再組立てをしました。
分解前は280g、モーター類を取り除いて203.7gになりました。
76.3gの軽量化に成功しました。
フロントヘビーで違和感があるかもと予想していましたが、そんな事はなく満足の仕上がりです。
私の場合、アダプティブトリガーという機能は必要ないため、LRトリガーへの負担もこれにより減ると考えられます。
PS5純正コントローラを使って、ゲームに臨場感やリアルな迫力はいらないという方や、FPSをやっているプレイヤーにはおすすめなカスタムです。
PS5コントローラの分解に関する記事もありますので参考にしていただければ幸いです。
これらの流れを動画でもやってます。
コメントを残す