ゲームで使用するコントローラのスティックのドリフト現象以外にも不具合起こってしまいます。
その中で、十字キーや○✕△□・ABXYなどの各ボタンが効かなくなる現象も多少なり起こります。
これらの修理には分解が伴いますが、比較的簡単に出来る場合があります。
今回は十字キーなどの各ボタンの修理方法を紹介します。
コントローラの分解が必要
ゴムラバー・導電性フィルムにアクセスできるところまで分解が必要です。
PS4純正コントローラ/PS5純正コントローラ/NACONアンリミテッドプロのコントローラ分解手順の記事がありますので参考にしてください。
ボタンが効かない原因
ボタンが効かなくなる原因は主に2つあります。
ゴムラバーの劣化
1つ目は、ゴムラバーの劣化により通電がされなくなりボタンが効かなくなります。
効かないボタンが1つの場合、ゴムラバーを90°回転させた時に効かないボタンが別のボタンになった場合はゴムラバーの劣化でほぼ間違いありません。
急ごしらえであれば使わないボタンに位置を変更すれば一時的な解決になります。
導電性フィルムの劣化
2つ目は、導電性フィルムの劣化により通電がされなくなりボタンが効かなくなります。
ゴムラバーを回転させてもボタンが効かない、もしくはゴムラバーを新品に交換しても直らない場合は導電性フィルムが原因でほぼ間違いないでしょう。
この場合、メイン基板側へと配線を新しく繋げれば直せますが、はっきり言って難しいので新品に交換した方が無難です。
ゴムラバーが原因の場合の対処法
ゴムラバーの黒い部分が通電しなくなりボタンが効かなくなります。
別のボタンに割り当てる
ゴムラバーを90°回転させ動作チェックしてみましょう。
回転させ効かないボタンが変わった場合は、ゴムラバーの劣化が原因です。
あまり使わないボタンに劣化部分のゴムラバーを回転させればその場凌ぎになります。
アルミテープで導通させる
ゴムラバーの黒い部分にアルミテープを貼り付け通電するようにします。
アルミテープには表面処理で導電性がないものがあるので必ず導電性を確認しましょう。
あまり厚手のアルミを使うと押していなくても導電性フィルムに触れてしまうので注意です。
剥がれやすいので、四隅を瞬間接着剤などで補強するといいでしょう。
新品に交換
上の2つの対処法は暫定的なものなので、純正コントローラで部品がある場合は交換した方が無難です。
押し込みが柔らかくなっていたり、他のボタンも効かない場合は新品に交換しましょう。
導電性フィルムの場合
ゴムラバーを回転させてもボタンが反応しない場合は導電性フィルムが原因です。
配線で新設する
反応しないボタンの導電性フィルムの位置からメイン基板までの経路を辿り、導電性フィルム表面とメイン基板(下画像の右下部分)を配線で経路を新設します。
テスターなどの工具が必要ですし、はんだ付けの間隔もシビアなのでオススメ出来るものではありません。
新品に交換
配線で経路を新設するのはとても難しいので、リペアパーツで導電性フィルムがある場合は、新品に交換することが一番です。
まとめ
今回はボタンが効かない反応しない場合の対処・修理方法を紹介しました。
新品の部品に交換する事がベストですが、ゴムラバーが原因の場合はアルミテープなどで通電する処置をすれば一時的な対処法になります。
部品がなかなか手に入らない純正以外のプロコンや類似品では活用できる場面があるかと思います。
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