コントローラを分解する上で事前に知っておきたい気を付けたいポイント【PS4/PS5/XBOX/switch/プロコン】

APEXLEGENDSというゲームのお陰か、FPSゲームにおいてエイムアシストの優位性を求めコントローラ・パッドを使うゲーマーも多くなってきています。
ライトゲーマーではあまりコントローラ・パッドを酷使する事はないかと思いますが、毎日何時間もゲームをする方はコントローラの消耗は激しいものだと感じます。
使い続けているうちに故障や何かしらの不具合が生じた場合に新しくコントローラを買い替えるユーザーも多いでしょうが、コントローラの使用する時間に比例して故障の頻度は増していき、毎度新しいコントローラを買い替えるには金銭的負担はかなりのものになるでしょう。
また、純正のPS4・PS5コントローラがAmazonや楽天では高額で取り引きされていたり、GEOなどの店頭に並ぶ定価価格品を狙うのも都度お店に在庫を確認したりしなくてはならないため新しいコントローラを購入するのもハードルが高くなっています。
新しくコントローラを新調するのにお金がかかる手間がかかる、ならばいっそ自分で修理をすれば安く済ませられるのでは?と考えるユーザーも少なくありません。
実際にコントローラの分解・組み立ては慣れてしまえば簡単な作業です。
しかし、初めて分解する場合はいくつか注意しなければ逆に状態を悪化させてしまう事があります。
今回は、コントローラを分解した際に気を付けたい・注意したいポイントをいくつか挙げていきます。

分解時に注意したいポイント

コントローラを分解する際に気を付けたい・注意したいポイントをいくつか選んでみました。
PS4/PS5/XBOX/switch/プロコンなど、ほぼ全てのコントローラに共通する事ですが、今回は主にPS4・PS5のコントローラを例に挙げて紹介します。
基本的にこれらに注意し慎重におこなえば失敗は軽減されると思います。

殻割り

コントローラを分解するにあたって、まず始めにフロントシェルとバックシェルの分割をします。
そこで問題なのが、シェルのツメが割れてしまう事があります。
コントローラを何度か分解した経験があれば、どこにツメがあるか把握できますが初めてのコントローラですとツメの位置が分からずに力を入れ過ぎてしまい破損させてしまう事があります。

初めて分解する場合は、対象となるコントローラの分解を紹介しているブログや動画を参考にし、オープナーなどの工具を使って慎重におこないましょう。

PS4純正コントローラの場合

PS4純正コントローラの場合、コントローラ下部(イヤホンマイク端子付近)の2箇所にツメがあるので、それを外すとスムーズに展開できます。

PS5純正コントローラの場合

PS5純正コントローラも分割の際のツメの位置は同様ですが、それ以前に黒いフロントパーツの方がツメの数が多く慎重に外す必要があります。

ケーブルの向き

コントローラに使われている白いリボンケーブルには接続に向きがあります。
接続方法を間違うと動作しない、最悪の場合ショートしてしまう危険があるので分解する際は写真や画像に残しておき確認できるようにしておきましょう。

リボンケーブルには金属面・青いフィルム面があります。
コネクタにはよく見ると差し込み口の幅が薄い側・厚い側があります。
差し込み方向は、リボンケーブルの金属面-コネクタ幅が薄い側(逆でいうと青いフィルム面-コネクタが厚い側)になります。

リボンケーブルのささくれ

白いリボンケーブルは何度も抜き差しを繰り返していると先端にささくれが出来てしまいます。
その場合、接点不良を起こし動作しない、またはショートの危険性があります。
ささくれが出来てしまった場合は、先端を少し(0.5mmほど)だけ切ればそのまま使用できます。
しかし、切るのも3回ほどが限度なので、その場合は新しいケーブルに交換しましょう。
交換の際は接続部にそれぞれ適応したピン数のケーブルを使用しなければならないのでよく確認しましょう。

ケーブルの挟み込み・断線

純正のコントローラではあまり気にする必要はありませんが、純正コントローラを背面ボタンなどのカスタムを加えた場合や汎用のコントローラなどではケーブルの挟み込みに注意しましょう。
汎用コントローラでは、バッテリーケーブルの引き回し次第ではシェルのピンと干渉し押しつぶしてしまう事もあります。

メイン基板にはんだ付けされている振動モーターの配線は細くはんだも少量で繋がっています。
メイン基板周りを触っていると、ふとした衝撃でいつの間にか千切れてしまう事があります。
もし、メイン基板周りを触る場合はいっそのことはんだを外してしまった方が良いでしょう。

導電性フィルムの汚れ・破れ

ペラペラの導電性フィルムですが、扱いを間違うとフィルムごと交換をしなくてはならなくなるほど重要な部品です。

導電性フィルムの位置決め穴や角部分から破れやすいので取り扱いには注意しましょう。

分解組み立て時に、フィルム表面にゴミや汚れがあると導電性がなくなりボタンが反応してしなくなってしまうので気を付けましょう。
また劣化によっても導電性を失ってしまうのでボタンが効かなくなったなどの症状では、導電性フィルムやボタンのゴムラバーの交換が必要になります。

L2R2ボタンのバネ

カスタムなどでマイクロスイッチ化されていない純正のコントローラのL2R2ボタンには小さなバネが使われています。
普通にコントローラを使っていてもバネが折れてしまう事が稀に起こります。
小さく細いバネですので取り外す際に、飛ばして紛失してしまったり折ってしまわないように注意しましょう。

まとめ

以上がコントローラを分解する上で気を付けたい・注意したいポイントでした。
やってみれば簡単ですが、気を付けたいポイントを押さえておかなければ重大な事故になる場合もあるので参考にしていただけたら幸いです。
コントローラの分解の記事を過去にいくつか上げていますので、それらも参考になれば幸いです。

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