これだけ揃えれば大丈夫!ゲームコントローラを分解するにあたって必要な工具・あったら良いもの【PS4/PS5/Xbox/Switch】

どんな工具があればスムーズに分解をできるか、これからコントローラを自らの手で分解を試みようとしている方に伝えたいと思います。
コントローラをただ分解するにあたって特別なスキルは必要ありません。
少しくらいは細かい部品、例えばテレビやエアコンのリモコンの分解などやった事がある人であれば容易にできる事です。
ただ簡単であっても必要最低限の工具がなければ、はじめの殻割りの段階で出鼻を挫く事になってしまいます。
分解に必要な工具、あった方が効率が良いもの、場面ごとの工具を紹介したいと思います。

簡単な分解

まずはじめにコントローラの殻割り(フロント・バックシェルの分離)をするにあたってドライバーが必要になります。
各メーカーのコントローラはどれもネジで固定されており、それを外さないと話になりません。

コントローラのメーカーによっては特殊な形状をしたネジを使用しているので、事前に確認しましょう

必要なもの

PS4/PS5コントローラ
  • 精密プラスドライバー

PS4/PS5純正コントローラの場合、精密プラスドライバーが必要です。
#00もしくは#000あたりのサイズが適合します。

switchコントローラ
  • Y型ドライバー

switch関連のコントローラにはY型の特殊ネジが使われています。
Y型ネジは対象となる部品が薄いもので良く使われています。
例えばiPhoneや電動エアガンのトップカバーなどです。
ジョイコンの場合、Y型ドライバーのサイズ1.5/2.0 mmが適合します。

Xboxコントローラ
  • トルクスドライバー

Xbox Eliteコントローラの場合、トルクスドライバーのサイズはT8が適合します。

あった方が良いもの

オープナーキット

プラスチック製のヘラなどがセットで売られています。
これを使う事で殻割りした際に無理な力を入れずに済み破損を防ぐ事が出来ます。
慣れてしまえば必要ないかもしれませんが、未経験の場合は持っていて損はありません。

ピンセット

細い平たいリボンケーブルや小さな部品を摘まむのに使用します。

小型のラジオペンチ

硬く差し込まれたフレックスケーブルを抜く時に使います。
ピンセットでは非力で引き抜けない箇所で活用します。

精密マイナスドライバー

マイナスネジが使われている箇所はほとんどないと思います。
そのため正しい使い方ではありませんが、隙間などをこじるなどに使います。
例えば、スティックモジュール基板のセンサー部を開く際に使用します。

電動精密ドライバーセット

電動の精密ドライバーセットには多種多様なビットが付属されており、上記で紹介したサイズが全て網羅されている製品もあります。
また、トルクが段階的に調整でき締め過ぎや緩み防止にも役立ちます。
価格は高いですが、全てがコンパクトに纏まり使い勝手も良いのでおすすめです。

清掃が目的なら

分解に成功したけど次は何をすれば?となった時、辿り着くのは内部の清掃です。
分解に伴い、コントローラ内部の清掃をしたい場合に常備しておきたいものを挙げます。

必要なもの

エタノール

清掃で使うのは無水エタノールを使用します。
スプレータイプか小型の霧吹き容器に詰め替えて使用すると便利です。
シェルやメイン基板など至る所で使えて便利です。
アナログスティックカバーの劣化によるベタベタ(加水分解によるもの)も無水エタノールで表面をゴシゴシすると綺麗になります。

エアダスター

余分なゴミ・埃、乾ききっていない無水エタノールなどの溶剤を吹き飛ばすのに使用します。

綿棒

細かい入り組んだ箇所やメイン基板を清掃する時に無水エタノールを染み込ませて使います。
通常の綿棒は毛羽立ってしまうので、スポンジタイプを使用しましょう。

キムワイプ

広い面積に対してキムワイプに無水エタノールを染み込ませて清掃します。
ティッシュやキッチンペーパーよりも毛羽立ちがなく使い勝手が良いです。
それでも毛羽立ちが気になる場合は、無水エタノールの染み込ませ具合を調整すると良いです。

あった方が良いもの

手袋

なくても構いませんが、折角綺麗にしたコントローラを手の油で汚したくない。
また、無水エタノールなどの溶剤に肌が敏感な方は着用しましょう。
その場合、ゴムやニトリルの手袋がおすすめです。

はんだ部品を外すなら

スティックモジュール基板の交換や振動モーターの配線を取り外す際には。はんだ作業が必須になります。
はんだごてはもちろんの事、その他にも必要な工具があります。

必要なもの

はんだごて

コントローラの分解で使用するはんだごては15~20W程度のもので十分です。
高温のものを使ってしまうと基板を焼いてしまう恐れがあります。
その他の電子工作をする方は温度調節付きのものを購入されても良いですが、その機能の分はんだごては高額になります。

はんだごて台

熱く熱されたこて先を一時的に置くための台です。
はんだごてが転がったり、コードに引っ掛けたりとはんだごて単体は不安定で、火傷や事故に繋がる危険性があります。

はんだ線

電子部品用、ヤニ入りは基板などに馴染みやすく使い勝手が良いです。
サイズはφ0.8mmを使えばオールマイティに対応できると思います。
ヤニ入りの場合、はんだ後に汚れが付着して見た目が悪くなりますが無水エタノールで清掃すれば除去できます。

はんだ吸い取り線

はんだ吸い取り線とは、銅線にフラックスを染み込ませたもので、必要のないはんだを吸い取り除去できます。
除去したいはんだの上にはんだ吸い取り線を置き、熱したはんだごて先をあてると、はんだ吸い取り線にはんだが染み込んでいきます。

あった方が良いもの

フラックス

表面の酸化膜を取り除きはんだを溶かしやすくしてくれます。
はんだを外す際に、酸化が進み溶けにくくなったはんだに塗る事で外しやすくなります。
はんだ付けする際も、事前に対象となる部分に塗っておく事ではんだの乗りがよくなりダマになる事を防げます。

はんだ吸い取り器

熱して溶けた状態のはんだをポンプで吸い取る工具です。
先端がテフロンなどの柔らかい素材で出来ているものが多く、対象となるはんだに押し当てた状態で使用します。扱いには少しコツが必要です。
電動のものがありますが高額です。
はんだ吸い取り線で事が足りるでしょうが、はんだ吸い取り器を上手に使うとはんだ吸い取り線よりも多くのはんだを一気に除去できる場合があります。

あすかリムーバー

あすか修繕堂さんがコントローラのスティックモジュール基板などを簡単に外すために開発した低融点はんだです。
外したい対象となるはんだに溶かし混ぜ込む事で50℃程度で液体状を維持し、一度に多くのはんだを外す事ができます。

まとめ

コントローラを分解するにあたって必要な工具、あったら便利なものを紹介しました。
やってみたら意外と簡単だけど工具がなければ何も始まりません。
簡単な分解から清掃やはんだ作業で必要な工具は様々あります。
また、上級者であればあまり工具を必要としない場面もありますが、初めて試みる初心者の方は色々な工具を用意しておく事で万が一の場面でも役に立つでしょう。

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