Playstation5純正コントローラDualSenseのL1/R1ボタンが効かない場合の対処法を順に追って解説

今回はPlaystation5純正コントローラDualSenseでL1/R1が効かない場合、どのようにしたら解消されるかを考察しました。
私自身が実際にあった症状ではないので確かな事ではありませんが、悩まれている方がいらっしゃるようなので、もしご自身のPlaystation5純正コントローラDualSenseで起こった場合を想定しどのように原因を追究し解消するかを述べたいと思います。

症状の詳細によって判断は変わる

分解・清掃などで内部を確認する前に考えてみます。
「L1/R1ボタンが効かない」という症状は、「永続的」なのか「断続的」なのかで解消への判断が異なると思います。
また、似たような症状で「L1/R1ボタンが暴走する」といった事も起こりえます。
「L1/R1ボタンが暴走する」場合は、主にゴミがゴムラバーなどの隙間に入り込んでいたり等なので、対象となるボタン付近をエアーブローしゴミを除去する、もしくは電源をON/OFFするなどで比較的対処法は簡単な場合があります。

永続的にL1/R1ボタンが効かない場合

内部を見る前に想定されるのは、対象となるL1/R1ボタンのゴムラバーか導電性フィルムの劣化によるものです。
もう一つは導電性フィルムから出ている配線がアダプティブトリガーの基板にちゃんと差さっていない事も考えられます。
初期不良として組み込みミスはないかと思われますので、もし一度でも分解されたコントローラであれば疑いの余地はありそうです。

断続的にL1/R1ボタンが効かない場合

こちらもゴムラバーか導電性フィルムの劣化によるものが想定できますが、ゴミの混入が原因という方が有力と考えられます。
ゴミの混入の場合、「L1/R1ボタンが暴走する」といった症状が起こり得そうですが何とも言えません。

対処の方法は順序良く

症状によって判断は変わりますが、対処の方法は一つずつ端から潰していきます。
いきなり疑わしい所に飛び級で部品交換などをしてしまって、症状が改善されなかったら混乱するだけです。
車やバイクの修理など何事も、下流から上流へ診ていくのがセオリーです。
もし、私のPlaystation5純正コントローラDualSenseのL1/R1ボタンが効かなくなった場合(永続的・断続的両方踏まえて)の対処法を順に述べます。

L1/R1ボタンを外しエアブロー

まず始めにおこなう対処法としてはL1/R1ボタンを引き抜き、その隙間からエアーが届く範囲のゴミを吹き飛ばします。

そしてL1/R1ボタンを戻してしばらく様子を見ます。
もし、これで症状が改善されたのであれば原因は恐らくゴミの混入で、これ以上の対処は必要ないでしょう。

エタノールや接点復活剤などは吹きかけないようにしましょう。もし一時的に改善されたとしても別の箇所に不具合が生じる可能性があるので、分解されていない・拭き上げる事が出来ない状態ではやめましょう。

分解し各ケーブル類が差さっているか確認

Playstation5純正コントローラDualSenseのL1/R1ボタンのケーブルがちゃんと差さっているかを確認します。
もしかしたら何かの拍子で半差しになっているかもしれません。

目視だけでなく指でケーブルを押し込んで確認しましょう

Playstation4コントローラDUALSHOCK4と違いL/Rボタンはそれぞれ独立した導電性フィルムになっているので配線を追うのは楽だと思います。

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L/Rボタンの導電性フィルムケーブル

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アダプティブトリガーの基板

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アダプティブトリガーの基板のフレックスケーブル

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メイン基板までの経路を確認します

この確認は分解の初期段階、バックシェルを外すところまでおこなえば出来る事なので比較的簡単です。
各ケーブルがちゃんと差さっているか確認したら、バックシェルを取り付ける前に動作を確認します。
もし症状が解消されていればそのまま組み直し、改善されていなければ次の工程に進みます。

L/Rボタンのゴムラバー入れ替える

これはアダプティブトリガーのユニットまで分解しなくては出来ない工程で少し面倒です。
しかし、面倒なだけで難しくはありません。

L/Rボタンのゴムラバーを入れ替え動作確認をします。

症状起こっている箇所が入れ替わっている場合

ゴムラバーを入れ替えた事で症状も入れ替わった場合は、原因はゴムラバーだと確信が持てます。
その後の対処としてはゴムラバーの交換です。
リペアのゴムラバーがない場合は、アルミテープで導電性を持たせる対処法もあります。

症状起こっている箇所が入れ替わっていない場合

ゴムラバーを入れ替えても症状が入れ替わらなかった場合、ゴムラバー下の導電性フィルムが原因の可能性があります。
この場合、恐らくは導電性フィルム内の経路にキズや折れなどで断線しているかもしれません。
交換せずに新しく配線を引く事は可能ですが、とても面倒で大変なので導電性フィルムを交換をした方が良いでしょう。

それでも直らない場合

ここまでしても症状が改善されない場合、アダプティブトリガーの基板からメイン基板までの経路に原因があると考えられます。
アダプティブトリガーの基板からメイン基板までのフレックスケーブルの交換はリペアのケーブルと交換すれば良いのですが基板の修理・交換となると個人でおこなうにはスキルも必要ですし、部品代を考えると高額になってしまいます。
私個人ですと、ここまで来て症状が改善されないのであれば、このPlaystation5純正コントローラDualSenseは諦めて新しいPlaystation5純正コントローラDualSenseを買い直し部品取りとして保管という流れになると思います。

一連の流れを動画にもしています。

まとめ

以上がもし私のPlaystation5純正コントローラDualSenseの「L1/R1ボタンが効かない」症状が起こった場合の対処法でした。
私の場合、コントローラを分解する事が楽しくて最後まで症状が改善されなくてもそのまま部品取りとして持っていきますが、自分で分解したりする事に消極的な場合は「L1R1ボタンを外してエアブローをして改善されなかった」ところで、SONYやその他の修理屋さんに修理を依頼した方が無難だと思います。
また、修理費用の見積もり費用と修理期間、新しくPlaystation5純正コントローラDualSenseを購入する場合の費用とを照らし合わせ良く考えてから行動しましょう。

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