最近はGameSir製のコントローラを使い続けていましたが、ちょっとイイ感じかも?って思っていたんですがことごとく故障などの不具合のせいで他に良いコントローラはないかなって思っていた矢先にTurtle Beach 有線RECONコントローラ出会いました。
GameSir製コントローラと同程度の価格帯で、最近ではよく耳にするメーカーであるTurtle Beach。
高いコントローラも販売していますが、いきなり高いのは少し厳しいので比較的安値で買える物を実際の使用感や各設定方法を紹介していきます。
Turtle Beachとは?
タートルビーチコーポレーション(通称タートルビーチ)は、カリフォルニア州サンディエゴに本社を置くアメリカのゲームアクセサリメーカーです。
最近ではゲーミングPCデバイスメーカーのROCCATを買収した事で有名でメキメキとデバイス関連で実力を発揮しています。
数年前までは、ヘッドホンなどの音響がメインのラインナップでしたが、それらの知識や経験を基に更に躍進していくメーカーです。
今回は、これから発展していくであろうTurtle Beach 有線RECONコントローラを実際にゲームで使用し如何に使えるか、コスパはどうなのかのレビューをしていきます。
Turtle Beach 有線RECONコントローラの仕様
レビューの前にTurtle Beach 有線RECONコントローラの仕様を紹介します。
仕様
型番 | TBS-0700-01/TBS-0705-01/TBS-0707-01 |
カラー | ブラック/ホワイト/カモ |
互換性 | XBOX SERIES X|S/XBOX ONE/Windows 10/11 |
サイズ | 約180(D) ×180(W) × 73(H)mm |
重量 | 300g |
カラーバリエーションは3種類、XBOXシリーズとPCのみ対応しています。
サイズ・形状はXBOX系のスティック非対称タイプとなっていて、重さは近年のコントローラとしては標準的な重量です。
それでは実際のレビューに移りたいと思います。
箱出し時の印象
Amazonで購入し、直ぐにTurtle Beach 有線RECONコントローラが届きました。レビューなどを観ると結構使っている人が多く在庫は豊富にあるようです。
Turtle Beach 有線RECONコントローラはPC/XBOX対応です。
PS4/PS5には非対応です。
箱
箱の外装は綺麗とても綺麗でまさにXBOX公認コントローラと言って印象です。
内箱も専用に型が取られており高級感があります。
付属品
太いusbcケーブル
3mの太くて長いUSB-Cケーブル。
サードパーティ製コントローラには大体付属しているものです。
英語の説明書
日本語に対応していない説明書が入っています。
Googleレンズを使えば割かし理解できますが、やはりちょっと不便です。
外観
Turtle Beach 有線RECONコントローラの外観です。
全体的に安っぽさを感じてしまいますが、細かいところの造りは値段以上のように感じます。
グリップ
シェルの色とは違う色をしていて柔らかく溝のあるグリップです。
握り心地はなかなかに良さそうです。
ボタン配置
Xbox系のオーソドックスな配置で押し味は問題なさそうです。
ただ、上部のディスプレイボタンを間違えて押してしまいそうになる気がします。
十字キー
8方向入力、角が少ない造りになっています。
入力はしやすく、角が少ないので指が痛くならなそうです。
サムスティック
真ん中が凹んでいて溝はなく好みが別れそうな感じです。
スティック自体はやや高く感じるためFPSゲームでエイムする際は慣れが必要そうです。
LRトリガー
L/R1.2ともにザラザラに加工されていてグリップしやすそうです。
背面ボタン
背面には2つボタンが付いています。
表面はザラザラに加工されていて押しやすようです。
ディスプレイ
初見ではなんの表記か理解できないそうもありません。
それに他のボタンと近いので、見ながら押さないと間違って押してしまうかもしれません。
初見ではなんの機能があるかが分かりにくく、説明書も英語なので取っ付きにくさはあるかと思いますが付属の一覧を理解すればなんとかなりそうです。
各設定と使用感
2024年5月21日から無料でプレイできる「Xdefiant」で実際にTurtle Beach 有線RECONコントローラを使いプレイしてみました。
こちらのゲームはコントローラを使用しているプレイヤーも多く古き良き時代のCoDを彷彿させるFPSゲームです。
グリップ感
手のひらのラバーグリップ、LRトリガー・背面ボタンのザラザラした表面によってグリップ力には申し分ない印象でした。
しかし、冷感グリップと謳っていましたが冷たさは感じられずしっかり手汗はかきました。
通常のコントローラと比べると手汗の量は減っていたので効果はありました。
音の設定
Turtle Beach有線RECONコントローラが推奨しているヘッドホンTurtle Beach Ear Force Recon 70X用意しました。
有線接続で軽量、価格も6000円代と安価な製品です。
有線RECONコントローラに接続
Turtle Beach Ear Force Recon 70Xは、汎用性の高い3.5mmジャックを採用しているためTurtle Beach有線RECONコントローラ下部に差し込むだけです。
対応ヘッドホンを認識
対応している場合はTurtle Beach有線RECONコントローラが自動で認識し、MODE選択が可能で音質などの設定が出来ます。
ノイズキャンセリング
Turtle Beach有線RECONコントローラ上部のディスプレイの【MODE】ボタンを押すとヘッドセットマークが点灯します。
これはコントローラに接続したマイクのノイズキャンセリング機能を設定できます。
次に【SELECT】ボタンを押すと、真ん中の4点が点灯しノイズキャンセリングの強弱の設定が可能です。
EQセッティング
Turtle Beach有線RECONコントローラ上部のディスプレイ、【MODE】ボタンを2回押すとEQセッティングが点灯します。
EQセッティングは、ヘッドホンの音質を調整する事が出来ます。
次に【SELECT】ボタンを押すと真ん中の4点が点灯し、4段階で調整する事が可能です。
4段階のそれぞれの個人的な印象ですが、
- 高音が強調されるがキンキンする
- 低音が強調されこもって聞こえるが足音聞きやすい
- 低音・高音両方とも強調され、一番違和感がないかも
- ボーカルブーストだが体感はあまりない
個人的には3段階目がちょうど良く聞こえました。
Super Human Hearing
【Super Human Hearing】ボタンは、FPSゲームで敵の足音・武器のリロード音を強調させる機能です。
実際に聞いてみた感じ、APEXLEGENDSでは確かに足音が聞きやすく感じました。
【Super Human Hearing】ボタンを押すとEQセッティングは出来なくなるので注意が必要です。
ゲームによって切り替えると良いでしょう。
特にSuper Human Hearing機能はFPSゲームでは敵の足音が良く聞こえ好印象です。
マッピングとフォーカスモード
ここからはマッピングとAIMフォーカスモードの詳細について述べていきます。
ボタンのマッピング設定方法
Turtle Beach 有線ReconコントローラをPCまたはXBOXに接続し給電状態で、【MODE】ボタンを繰り返し押しコントローラ上部のディスプレイのコントローラアイコンを選択します。
【SELECT】ボタンを押すと真ん中の♦が順に点灯し、計4種類のプロファイルを選択できます。
デフォルトの状態では全て何も背面ボタンには設定されていません。
変更したいプロファイル♦の位置でSELECTボタンを2秒以上長押しすると、プロファイル設定に移行します。
プロファイル設定の手順は、
設定したい背面ボタンを押す
ディスプレイの表示、押した背面ボタン側の♦が点灯
設定したいボタンを押し完了
反対側の背面ボタンも同様におこなう
左右の背面ボタンの設定が終わったら再度【SELECT】ボタンを2秒長押ししプロファイル設定は完了です。
プロファイルの1~4の切り替えは【MODE】でコントローラを選択し【SELECT】ボタンで♦を選べばすぐに変更できます。
ですので、プレイするゲームによって簡単に素早く変更する事が可能です。
実際に僕もXdefiantとAPEXLEGENDSでは背面ボタンの設定が違うのでプレイする際には重宝しています。
フォーカスモード
次にフォーカスモードですが、こちらはFPSゲームで敵に照準を合わせる時、主に追いエイム(照準を維持する)する際のスティックの調整が出来ます。
【MODE】ボタンを繰り返し押しコントローラ上部のディスプレイの照準アイコンを選択します。
SELECTボタンを押すと真ん中の♦が順に点灯し、計5種類のモードを選択できます。
- 無点灯:アシストなし
- ♦1つ:弱
- ♦2つ:中
- ♦3つ:強
- ♦4つ:最大
感覚としては、左右のブレに対してスティック感度が変動しているように感じます。
スティックを入力していないと反応はしないのでゲーム内のエイムアシストとは違います。
このコントローラのスティックの高さに馴染みがない方は、このフォーカスモード調整すると操作しやすく感じるかもしれません。
PRO-AIM フォーカスモード
こちらはR側背面ボタンに搭載されている機能です。
R側背面ボタンを押している間、右スティックの感度が鈍くなります。
これにより、FPSゲームにおける銃の反動やブレを抑制できるというものです。
近距離では追いエイムが必要なので極端に感度が鈍くなってしまうため必要性を感じませんでした。
また、R側背面ボタンに何かしらのボタンを割り振っていると、割り振られたボタンの動作をしてからプロエイムがかかるので割り振るボタンを考えなくてはいけません。
これらを踏まえると、遠距離の敵をフルオートで撃つ際にもっとも効果が発揮されそうです。
あとは普段の感度と全然変わって鈍くなるので、その極端な感度に慣れれば強いのかと思います。
正直な感想は、凄いと驚きはありますが、これで強くなれるかというとそんな事はないなーって感じです。
コントローラの更新と校正
Turtle Beachが推奨しているコントローラの更新と校正方法を紹介します。
更新方法
コントローラの更新、アップデートの方法になります。
方法は簡単で、Turtle BeachのHPからサポートにいき【Turtle Beach Control Center】をダウンロードします。
PCにコントローラを接続し、【Turtle Beach Control Center】ソフトを開きます。
そしてRECON Controllerを選択し最新の状態でなければ更新ができます。
何かしらの不具合が生じた場合は、まずソフトウェアの更新をしましょう。
校正方法
次にRECONコントローラの校正をおこないます。
やり方は、Amazonの購入ページに記載があります。
- 校正モードへ切り替える
十字キー上方向+Xボタンを同時押し
中央のLEDが点滅する
これで校正モードに切り替わります。
ここでのXボタンは中央ではなく、ABXYのXボタンです。
- 校正手順
左スティックを左→右へ動かす
左スティックを上→下へ動かす
右スティックを左→右へ動かす
右スティックを上→下へ動かす
LTトリガーを最大まで引く、戻す
RTトリガーを最大まで引く、戻す
- 校正モード終了
十字キー下方向+Yボタンを同時押し
中央のLEDが消え、校正モードが終了する
スティックやボタンの不具合が生じた際は、この校正をおこなってみましょう。
総合評価
Turtle Beach 有線RECONコントローラの値段は6000円代と比較的安価でGameSirと似たような価格帯です。
機能性も背面ボタン付きで、音響設定にもこだわりのあるコントローラです。
音はなかなか良い
Turtle Beachが推奨しているTurtle Beach Ear Force Recon 70Xを使ってTurtle Beach有線RECONコントローラのヘッドホン・マイクの設定をすると、特にSuper Human Hearing機能はFPSゲームでは敵の足音が良く聞こえ好印象でした。
組み合わせとして安価で高機能でおすすめ出来るセットだと思います。
FPSゲームを意識した造り
次に、ボタンのマッピング機能ですが、背面ボタンへ合計4パターンを記録でき設定もコントローラ単体で簡単におこなえるのは素直に凄いし有難いと感じました。
そして、他社にはないフォーカスモードというFPSゲームを意識した機能で、コントローラのスティック感度を調整することが出来るなんて値段以上の価値があると思います。
少し残念な点を言えば、プロエイムボタンがR側背面ボタンに割り振られている事で、ボタンを割り振っている場合の操作が難しいという点です。
プロエイム用にボタンをもう一つ設けていてくれれば良かったのにと思います。
個体差があるかも
唯一の不満点ですが、私が購入したコントローラは、左スティックが元々ドリフト現象を起こしていました。
コントローラの更新・校正を試しましたが直る事はありませんでした。
しかし、遊ぶゲームタイトルによってそのドリフト現象の有無が変動しており、例えば「Xdefiant」ではドリフトして、「APEXLEGENDS」ではドリフトしない、という状態です。
Amazon等のレビューを見るといくつかドリフト現象について記載があります。
Turtle Beachがどのような検品をしているか不明ですが、少なからず出荷時からドリフト現象を抱えている製品はあるようです。
コスパは良い
本体価格が6000円代と安価なため、使い倒して次のコントローラを…と繰り替えした方がコスパは良さそうです。
GameSirよりもかなり性能・機能が良いので、今のところは一番オススメなコントローラです。
コメントを残す