PS5コントローラー「Dual Sense」では従来のコントローラと違い「アダプティブトリガー」という新機能が搭載されています。
「アダプティブトリガー」とは、対応しているゲームによってトリガーの引く重さが変わるという機能です。
例えば、銃の引き代からハンマーが落ちるまでのリアルな引き金の動作を再現させる事が可能になりました。
しかし、この「アダプティブトリガー」、内部はモーターと樹脂製ギアで構成されているため耐久性は低くなるというデメリットを背負っています。
PS5コントローラー「Dual Sense」が発売されて間もないころから「アダプティブトリガー」の故障が懸念されていました。
このL2.R2トリガーの故障率は個体差があり、早いもので1か月もたないとかという話を耳にしました。
さすがに1か月は初期不良で返品をした方が良いと思いますが、半年・1年と使っていると故障する確率は上がっていきます。
そのため、今回はPS5コントローラー「Dual Sense」のLRボタンが動かない、壊れた時の対処法を解説していきます。
押しても戻らない症状
L2.R2トリガーの故障でよくあるのが、トリガーを引いたまま戻ってこないという現象です。
戻らなくなる原因
ボタンを押しても戻らない症状は、このバネが折れる事によりボタンが戻らなくなってしまう事が主な原因です。
戻りのバネの太さからも従来のDUALSHOCK4コントローラとさほど変わっていないのにも関わらず、より負荷が加わる状態なので、このバネが折れてしまうのは必然のような気がします。
修理のやり方
修理方法は、分解が必要になります。
分解といってもバックシェルを外すところまででL2.R2トリガーのバネにはアクセスできます。
L2トリガーは基板側、R2トリガーはコントローラ外側にバネが見えます。
L2.R2トリガー単体の画像です。
ここまで分解する必要はありませんが、L側R側共に同じ形状なのが単体の画像により分かります。
トリガーが押せない症状
ボタンを押しても戻らない症状に比べて、ボタンを押せなくなるという症状は稀な事かと思います。
誤ってコントローラを落としてしまったりなどの不慮の事故などで発生してしまうパターンがあるようです。
また、今後使い続けているうちに新たな故障箇所の要因になりそうな場所かと思います。
押せなくなる原因
L2.R2トリガーのツメは本来であればトリガーボタンの内側に入っていなければなりませんが、何かの衝撃が加わり外へ出てしまう場合があります。
この場合、一度L2.R2トリガー単体までの分解が必要になります。
修理のやり方
上の画像が正しい位置になります。
力技で押し込んでしまうとツメを破損させてしまうので、トリガーピンを外さないと正常な位置に持っていく事はできません。
L2.R2トリガーの負荷を減らす
画像のように、L2.R2トリガー部のシアーとギアを取り除く事でトリガーへの負荷が軽減できます。
この2つの部品を取り除いても通常通りにコントローラを使う事が出来ますが、「アダプティブトリガー」の機能はなくなります。
また、樹脂ギアの破損によるボタンが押せなくなる現象が発売時より懸念されていたので、それも防止できると思われます。
以上が、PS5コントローラー「Dual Sense」のLRボタンが動かない、壊れた時の対処法の解説でした。
押したまま戻ってこない、トリガーが押し込めないという2つのパターンの対処法とそれらの負荷を減らす方法を紹介しました。
アダプティブトリガー単体までの分解は少し時間がかかってしまうので、何か不具合のタイミングに合わせてメンテナンスをした方が効率は良いでしょう。
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