ゲーミングヘットセットといえば、まともな物を使うと考えると10,000円以上の物が妥当だと思っていました。
しかし、天下のLogicoolG製のヘッドセットがAmazonで5,000円代で購入できるので、物は試しと思い実際に買って試してみる事にしました。
Logicool G331
2019年2月に販売されたLogicool「G331」有線ヘッドセットです。
パッケージは現行モデルと違い鮮やかなブルーで、シックなイメージはありません。
ヘッドセットのカラーはブラックのみでイヤーパット内部とラインが赤くなっています。
発売から2年近く経つためでしょうか、値段は5,000円代で購入できます。
仕様・性能
ヘッドフォン
- ドライバー:50mm
- 周波数特性:20Hz-20KHz
- インピーダンス:39Ω(パッシブ) 5kΩ(アクティブ)
- 感度:107dB SPL/mW
マイク
- マイク指向性パターン:カーディオイド(単一指向性)
- サイズ:6mm
- 周波数特性:100Hz~20kHz
内容物
製品の内容物はシンプルです。USB変換ケーブルなどは入っていません。
- 製品本体
- PC用スプリッタ
- クイックスタートガイド
- 保証規定
- 保証書
外観確認
赤いラインがLogicool製品ぽくないとパッと見た印象で感じました。
後継機のものと比べても全体的にやや大きく感じます。
重量
実測値297gでした。Amazonだと259gと表記されていますが間違いかと思われます。
Logicool G433も持っていますが持ち比べてもG331の方が重たいですし。
ヘッドバンド
ヘッドバンドは最大5㎝伸縮します。
バンド自体は見た目に反してしなやかです。
バンドのクッションは柔らかく厚みがあるため頭頂部の圧迫感はありません。
ヘッドバンドの芯は金属で剛性も高そうで良い造りです。
フリック式マイク
フリックの動作は軽く、マイクの出し入れはしやすいです。
その反面、マイク出し入れのクリック感が弱く、マイクのON/OFFがちゃんとなされているか不安を感じます。
3.5mmケーブル
接続は3.5mmケーブルとPC用スプリッタのみが付属です。
配線は細くてチープ感が否めなく断線していまうのではと勘繰ってしまいます。
イヤーカップ・音量調整
パットは合成皮革でできています。
見た目ほど柔らかくなくしっかりと合わせないと密閉されません。
音量調整はイヤーカップ側面のダイヤルで調整できます。
イヤーカップ側面にはそれ以外の機能は搭載されていないため、とてもシンプルです。
イヤーカップ形状
イヤーパッドを外した状態です。
イヤーパッドの開口部は縦60mm・横55mm・奥行き20mmです。
耳が大きい方は擦れて痛くなるかもしれないのでオススメはできませんね。
実際の使用感
Logicool G331は、ステレオ2.1chですが50mmドライバーを搭載されているので普通に音を聴く分には問題ないと思われます。
しかし、ゲーミングヘッドセットですので実際にゲームではどのように聴こえるのかAPEX LEGENDSをプレイし試してみました。
音質
低音はやや小さく聞こえ、高音は高くキンキンと耳障りな印象です。
そして、音質全域にザラつくようなノイズを感じました。
場合によってはノイズキャンセラーを間に入れる必要があるでしょう。
ステレオ2.1ch
Logicool G331はサラウンドに対応していません。
しかし、有名プロゲーマーでも好んでステレオ2.1chを使用している場合もあり、実際に私もステレオ2.1chを多く多用する事があります。
実際問題、FPSゲームでは音で敵の位置を判断できるかどうかが肝心です。
Logicool G331においては、遠い敵の位置は良く分かり小さい音であっても違和感を掴め問題なく使用できました。
しかし、近い敵に関しては音がぼやけてしまい正確な位置を探る事が難しく感じました。
マイク
ヘッドセットのマイク、Logicoolのマイクはあまり性能・評判が良くないというのが定説だと思っています。
そして、このLogicool G331のマイクも例外なく音質は悪いです。
自己評価としては、中の下といったところです。
総評
Logicool製品として考えると見た目の造りはかなりチープに感じました。
これが10,000円台だったら怒るレベルですが、5,000円代としては無難なところだと思います。
残念ながらFPSには向いているとは言えませんが、他のゲームジャンルや軽くゲームをしたいという方には良い製品です。
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