AVerMediaは、ストリーミング業界において高品質な製品を提供することで知られています。 AVerMediaは、これまでもキャプチャーボードなどの映像関連機器の製造を通じて、多くの支持を得てきましたが、近年ではその製品ラインを拡大し、音声機器にも力を入れています。
最近、新たに発表されたコンデンサーマイクAM310G2は、特にストリーマーやコンテンツクリエイターをターゲットにした商品として注目を集めており、今回はこのAM310G2を紹介していきます。
- 初めてマイクを買う方
- 軽量でコンパクトなマイクを探している方
- コストパフォーマンスの良いマイクを探している方
AVerMediaコンデンサーマイク AM310G2
AM310G2の仕様
ブランド・メーカー | AVERMEDIA |
モデル | LIVE STREAMER MIC ARM |
型番 | AM310G2 SP1189 |
対応デバイス | Windows 11/10(64bit版) MacOS 11以上 Android 9.0以上 iOS 17(iPhone15)以上(USB Type-Cのみ対応) iPadOS15以上(USB Type-Cのみ対応) |
カラー | ブラック |
マイク形式 | コンデンサー型 |
指向特性パターン | 単一指向性(カーディオイド) |
コネクター | USB 2.0 Type-C |
サンプリングレート | 96kHz(最大) |
ビット数 | 24bit(最大) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
マイク感度 | -38dB |
最大SPL値 | 110dB |
消費電力 | 5V 500mA (USB) |
対応ネジサイズ | 3/8インチ 5/8インチ 1/4インチ |
本体寸法 | 57×117mm(三脚を除く) |
本体重量 | 約292g(三脚を除く) |
三脚雲台重量 | 約76.3g |
三脚重量 | 約132.2g |
AM310G2の特長
AM310G2は、コンパクトサイズながらも驚くべき音質を提供します。具体的には、サンプリング周波数が96kHz、量子化ビット数が24-bitという高いスペックを誇り、これにより細部にわたる音のニュアンスまでしっかりと捉えることが可能です。このため、音楽制作やポッドキャスティング、さらには配信やオンラインミーティングといった用途において、その真価を発揮します。
特に、リモートワークや在宅勤務が普及する中で、オンラインでのコミュニケーションの質が求められるようになっています。USB接続により、パソコンやその他のデバイスとの互換性も抜群です。
特別なドライバや設定が不要で、接続するだけで即座に使用を開始できます。これにより、技術に不安を感じる方でも簡単に高品質な音声を録音できるため、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに適しています。
- 高音質(サンプリング周波数96kHz/量子化ビット数24-bit)
- 単一指向性
- メタルボディ
- ワンタッチでミュートができるボタンを搭載
- コンパクトで軽量
- 日本正規代理店製品 保証1年
AM310G2の紹介
ここからはAM310G2の内容物や使用感を紹介します。
AM310G2の内容物
- AM310G2本体
- USB Type-Cケーブル
- 六角レンチ
- 取扱説明書
- 三脚
- 変換アダプター
- マウント
内容物には、PCとの接続に必要なUSB Type-Cケーブルや三脚が含まれており、使用するために最低限必要なアイテムが揃っています。他の製品によっては、これらのアクセサリーが付属していないことがあり、その場合は別途用意しなければならないことが多いです。そのため、購入後に必要なアイテムを再度探し回る手間がかかることもありますが、このAM310G2に関しては、そういった心配が一切ありません。
AM310G2の重量
重量は実測値で306.7gでした。品質の良いメタルボディながらコンパクトで軽量な仕上がりです。
使用方法
まずAM310G2本体には3/8インチの雌ネジが開いています。そこにマウントを装着し、三脚かマイクアームに繋げます。マウントは5/8インチの雌ネジになっており、付属品で5/8・1/4変換アダプターがあるので様々なマイクアーム・スタンドに取り付ける事ができます。
USB-Type-Cポートに付属のUSB-Type-Cケーブルを接続し、PCと繋ぎます。特に操作は必要なくPC上で「Versati go AM310G2」と認識されます。3.5mmのイヤホンジャックが付いているので自分の声を確認しながら録音も可能です。
全ての操作はAM310G2本体の裏面で完結し、使用時に視覚的な煩わしさはあまり感じません。マイクON/OFFの操作は楽で、どちらの状態かも一目で判断ができます。
実際の使用感
同社のAVerMedia製マイクアームBA311Lを使用して、音声録音の質を向上させるためにいくつかの調整を行いました。具体的には、マイクの設置位置を口元から約15cm前後に設定しました。この距離は、音声がクリアに録音されるための理想的な距離であると考えられます。もちろん、環境によっては異なる結果が得られることもあるため、さまざまな条件下でのテストが重要です。 実際に録音を行うと、ポップガードを使用しなくても、息づかいやその他の余計な音がほとんど拾われず、非常にクリーンな音質が得られました。また、音声に奥行きや深みを感じることができました。
- 接続と操作が簡単
- 軽量でコンパクト
- 値段の割に音質が良い
- 給電時にはLEDが点灯し続ける
- マイク本体以外は安っぽい
AM310G2は、三脚とUSB-Type-Cケーブルが付属しているため、購入後すぐにPCに接続して使用できます。この利便性は、初めてマイクを扱う人々にとって大きな魅力となっており、複雑な設定や配線の手間を省いてくれます。さらに、操作もシンプルに設計されているため、特別な知識や技術がない方でも、スムーズに使用を開始できるのが特徴です。
価格についても、AM310G2は1万円代というリーズナブルな設定がされており、初心者が手を出しやすい商品となっています。高品質な音質を求める方にとって、この価格帯は非常に魅力的であり、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。また、この価格であれば、初めてのマイクとして購入する際のリスクも低く感じられます。
ただし、使用上の小さな不満点も存在します。例えば、PCをシャットダウンした状態でマイクを接続していると、マイク本体のLEDランプが点灯したままとなり、これを切ることができないという点です。この現象は、特に夜間の使用時などに気になる場合があり、視覚的に煩わしさを感じることがあります。とはいえ、この小さな不具合を除けば、AM310G2は多くのユーザーにとって非常に満足度の高い製品であると言えるでしょう。そのため、音声録音や配信を始めたいと考えている方には、ぜひ検討していただきたい一品です。